2009年 01月 11日 ( 1 )

4歳児とお葬式

新年早々ではありますが、先日、お通夜とお葬式がありました。
4歳児の息子も、母と一緒に参加。

親族とは言え、あまり会ったことのない身内と一緒に過ごす2日間。
そして何より、お坊さんの読経や御焼香などを含めれば、各々30分~40分ほど式場の中で静かに座っていなければならないわけで、はたしてこのおしゃべりな4歳児にそれができるのか。母も緊張の2日間でもありました。

まず、会場に行く前に事前対策として行ったことは、お通夜、お葬式の意味を、息子に説明すること。故人とのお別れの時間であり、みんな悲しい気持ちであること、式の間は静かにしていなければならないこと、もしどうしても辛くなったら、母に申告すること、などを言い聞かせました。

当日の服装は、コーデュロイのグレーのズボンに黒いハイネック、黒いトレーナーに、黒い運動靴。普段着ではあるものの、黒っぽい服装にまとめてみました。

会場では一番後ろのドアに近い席に座り、いつでも外に出れるようスタンバイ。

お坊さんの読経が始まると、最初は木魚や鐘を叩く様子などを物珍しげにじっと見ていた太郎ですが、案の定、10分と経たぬうちに足をバタバタしたり、椅子の上にねっ転がろうとしたりし始めました。そこで、母の膝の上に座らせたり、小さな声で「今〇〇をしているんだよ~」などと話しかけながら、なんとか御焼香までたどりつきました。

そして、太郎と母の御焼香の番。
太郎にも御焼香をさせようか、母一人で済まそうか、直前まで迷っていたのですが、太郎は当然のように母の真似をして、お香を指でつまみあげます。
自分の御焼香を済ませ、母が黙って見守っていると、

母 「・・・・・?・・・・・・」

小さな指でつまんだお香を、なぜか鼻先へ持って行き、くんくん、と香りをかいで、パラパラと香炉に落とす太郎。
・・・どうやら、御焼香をしている皆の姿を彼なりに観察し、分析した結果、『つまむ』→『においをかぐ』→『パラパラする』という図式が4歳児の頭の中では成立したようでした。
なるほど、キミにはそう見えたのか、と母は妙に納得(^^;)

お通夜、お葬式、繰り上げの初七日法要と、計3回にわたって御焼香をする機会があったのですが、3回目にはいつのまにか額にお香を持っていっていたので、彼なりにさらに学習を積んだようでした。

で、「おしっこー」などと途中退出をはさみつつも、なんとか大人しくしていた息子も、終盤にさしかかると、いよいよ退屈し、耐えきれなくなってきたようで、小さな声で母の耳元にささやきます。

太 「あと なんじゅっぷん(何十分)で終わる?

母 「あと、もう少しだよ」

太 「だから、あとなんじゅっぷんなの??

母 「だから、もう少しで終わるよ」

太 「だーかーらー!あとなんじゅっぷんなの???

母 「・・・あと10分くらいだと思うよ」

太 「じゃ10数えるからね。いーち、にーぃ・・・」

母 「しずかにしなさいっ!」

・・・てな具合で、冷や汗ものの30分が過ぎたころには母もぐったり。orz
しかし、意外にも列席者の皆さんからは「静かだったね~!」「いい子だったね~」とのお声をかけていただき、ひとまずほっと胸をなでおろした母でした。

太郎にとって、身近な人の死は(ペットも含め)今回で3度目。「人が亡くなる」ということの意味を、私は息子にこう説明しています。

たくさん、長く生きて、体が弱ると、人は死ぬんだよ。亡くなった人は、神様がいるところ、おおきいばぁば(亡くなった太郎の曾祖母)やトントン(死んでしまった飼い猫)のところへ行って、安らかにお休みするんだよ。

太郎にとって、死ぬ、ということがお別れを意味する、ということはなんとなくわかってきてはいるようですが、死そのものへの理解はまだ難しいようです。今回の葬儀でも、「(故人が)死んじゃったから、みんな悲しいね」という表現はありましたが、死んだ人にはもう二度と逢えないことは、理解しきれていないようでした。

なにはともあれ、慣れない場所での緊張や、いつもと違う雰囲気で不安もある中、彼なりに頑張った2日間だったと思います。
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by chiezou192 | 2009-01-11 01:37 | ◇行事